Q. 実験（じっけん）はおもしろいですか？

A 実験（じっけん）はとてもおもしろいです。まだだれも知（し）らないことを、実験（じっけん）をすることで明（あき）らかにできるからです。 でも、よい実験（じっけん）をするためにはたくさんの準備（じゅんび）がいります。準備（じゅんび）とは、これまでにわかっていることを見直（みなお）して、どのような実験（じっけん）をしたら新（あたら）しいことがわかるか徹底的（てっていてき）に考（かんが）えること。研究者（けんきゅうしゃ）は考（かんが）えることが仕事（しごと）なのです。そして実験（じっけん）と同（おな）じくらい、考（かんが）えることはおもしろいです。【砂川（すながわ）】

Q. なんで女性（じょせい）があかちゃんを産（う）むの？【うさぎさん】

A 女（おんな）の人（ひと）のおなかの中（なか）に「子宮（しきゅう）」とよばれるあかちゃんを育（そだ）てる袋（ふくろ）があるからです。男（おとこ）の人（ひと）にはありません。だから、あかちゃんは女（おんな）の人（ひと）しか生（う）めないのです。
その分（ぶん）男（おとこ）の人（ひと）は、あかちゃんがお母（かあ）さんのおなかから出（で）てきたあとに、あかちゃんを育（そだ）てるお手伝（てつだ）いをするといいと思（おも）います。【砂川（すながわ）】

Q. 鳥（とり）はきょうりゅうから進化（しんか）したの？

A Yes! 鳥（とり）を近（ちか）くで見（み）てみるとクチバシや足（あし）など恐竜（きょうりゅう）に似（に）ているのがわかると思（おも）います。また最近（さいきん）は恐竜（きょうりゅう）の化石（かせき）に羽（はね）があるものがたくさん見（み）つかっています。【松山（まつやま）】

Q. なぜ、人（ひと）の体（からだ）は成長（せいちょう）が早（はや）くなったりおそくなったりするんですか？【みさとさん】

A 男（おとこ）の子（こ）は14-15才（さい）くらいまで、女の子（こ）は13-14才（さい）くらいまで身長（しんちょう）が伸（の）びますが、そのあとはあまり変（か）わりません。
また、成長（せいちょう）は好（す）ききらいなく食（た）べているか、夜（よる）しっかり寝（ね）ているか、運動（うんどう）をしているかでも変（か）わってきます。【八杉（やすぎ）】

Q. どうして成長（せいちょう）したり、勉強（べんきょう）しないといけないの？【えりこちゃん】

A 大人（おとな）の大（おお）きさのまま生（う）まれるのは大変（たいへん）なのかもしれません。生物（せいぶつ）はたいてい小（ちい）さく生（う）まれて大（おお）きくなっていきます。ヒトは特（とく）にそうで、他（ほか）の生（い）き物（もの）と比（くら）べても、ヒトのあかちゃんはほとんど何（なに）も自分（じぶん）で出来（でき）ない状態（じょうたい）で生（う）まれて、とても長（なが）い時間（じかん）をかけて成長（せいちょう）します。そのかわりヒトは何（なん）にでもなれる、何（なん）でもできるようにできています。私たちは成長（せいちょう）することによって何（なん）にでもなれるんです！【松山（まつやま）】

Q. 毎日（まいにち）同（おな）じ研究（けんきゅう）をして、あきたこと（いやになったこと）はありませんか？【さとちゃんさん】

A 研究者（けんきゅうしゃ）は、毎日（まいにち）同（おな）じ研究（けんきゅう）を続（つづ）けているわけではありません。一見（いっけん）、同（おな）じような研究（けんきゅう）内容（ないよう）に見（み）えても、日々（ひび）、考（かんが）えて、どうやったら新（あたら）しい発見（はっけん）、より深（ふか）い理解（りかい）にたどり着（つ）けるか考（かんが）えています。 なので、わからないことがあって、そのことを知（し）りたいという興味（きょうみ）がある限（かぎ）り、飽（あ）きることは無（な）いと思（おも）います。【砂川（すながわ）】

Q. なぜハムスターは小（ちい）さいの？【うさぎさん】

A　とてもよい質問（しつもん）です。なぜハムスターが小（ちい）さいのか、その理由（りゆう）はまだわかっていません。体（からだ）の大（おお）きさがどうやって決（き）まるのかについて研究（けんきゅう）して、手（て）にのせられるぐらい小（ちい）さいゾウをつくったらとても良（よ）い研究（けんきゅう）になると思います。【松川（まつかわ）】

A　ハムスターはげっし類（るい）と呼（よ）ばれるネズミの仲間（なかま）ですが、実（じつ）は中型犬（ちゅうがたけん）ぐらいの大（おお）きさのげっし類（るい）もいます。カピパラです。ハムスターはいろいろなげっし類（るい）の中でも簡単（かんたん）に子供（こども）が生（う）まれ飼（か）いやすく、そして何（なに）よりも小（ちい）さくてかわいいので、ペットとして飼（か）われるようになったようです！カピパラもかわいいですが、飼（か）うのは大変（たいへん）そうですね。【松山（まつやま）】

Q. 冬眠（とうみん）したら何年（なんねん）生（い）きられますか？【すずさん】

A 冬眠（とうみん）する動物（どうぶつ）は長生（ながい）きするといわれています。なので、人間（にんげん）も冬眠（とうみん）できると長生（ながい）きできるかもしれませんが、人間（にんげん）にとって冬眠（とうみん）で長生（ながい）きすることが幸（しあわ）せなことかどうかは、よく考（かんが）えないといけません。というのは、冬眠（とうみん）する生（い）きものでも、えさが十分（じゅうぶん）にあってまわりの温度（おんど）が下（さ）がらなければ、冬眠（とうみん）しないことがあるからです。冬眠（とうみん）は寝（ね）ているだけのように見（み）えて、実（じつ）はとても苦（くる）しいことなのかもしれません。【砂川（すながわ） 】

Q. ここ（CDB）にはどうやって入（はい）ったのですか？【西宮（にしのみや）のひまな人（ひと）さん】

A　CDBにはいろいろな仕事（しごと）をしている人（ひと）がいるので、入（はい）り方（かた）は人（ひと）それぞれです。 研究者（けんきゅうしゃ）としてはたらくには、まず大学（だいがく）を卒業（そつぎょう）し、そのあと大学院（だいがくいん）でさらに5年以上勉強（ねんいじょうべんきょう）して「博士（はかせ）」という資格（しかく）をとる必要（ひつよう）があります。その上（うえ）で、それぞれの研究室（けんきゅうしつ）のボスと面接（めんせつ）をして、CDBではたらけるかどうかが決（き）まります。【泉（いずみ）】