今、神戸でアツい科学
さまざまな研究が行われている理化学研究所。今回は神戸キャンパスで研究をしている数理科学、情報科学、生物学の 4 名の研究者がお話しします。理化学研究所一般公開in 神戸の会場から生配信です!
開催日時:2024年11月2日(土)10時半-14時半
時間割

1限目: 2024年11月2日(土) 10時30分 〜 11時15分
冬眠ってなんだろう?
砂川玄志郎 チームリーダー
(理化学研究所 生命機能科学研究センター 冬眠生物学研究チーム)
私はわりとまじめに人類は冬眠できると考えています。SFでは当たり前のように登場する人工冬眠ですが、リアルワールドではいまだに人間を冬眠させる技術は開発されていません。そもそも、冬眠しないとされる人間が冬眠することは本当に可能なのでしょうか?本講演では、最新の冬眠研究を交えながら、冬眠とはなんだろうという問いに答えていきたいと思います。また、人類は冬眠できるのか、みなさんといっしょに考えてみたいと思います。
砂川チームリーダーはこんな人! 中学生・高校生の頃憧れていた人:空条承太郎 |

2限目 2024年11月2日(土) 11時15分 〜 12時
「富岳」、「富岳Next」でシンカするAI ― 国産LLM構築技術のしくみとAI for Science
佐藤 賢斗 チームリーダー
(理化学研究所 計算科学研究センター 高性能ビッグデータ研究チーム)
この講演では、日本が誇るスーパーコンピュータ「富岳」を活用した国産の大規模言語モデル(LLM)の構築技術を解説します。また、飛躍的な性能向上が期待されている次世代計算基盤「富岳Next」によるAI for Science(AIの基礎科学への応用)の進化の展望についてお話しします。最先端の技術に触れながら、一緒にAIの未来について考えてみましょう。
佐藤チームリーダーはこんな人! 中学生・高校生の頃憧れていた人:ニコラ・テスラ |

3限目 2024年11月2日(土) 13時 〜 13時45分
コンピュータで探る集団運動のしくみ
足立 景亮 研究員
(理化学研究所 数理創造プログラム、生命機能科学研究センター 生体非平衡物理学理研白眉研究チーム)
私たちの身の周りでは、鳥や魚が群れを作っているのをよく見かけます。これらの生き物は、一匹ずつバラバラに動くのではなく、みんな一緒に向きをそろえて動いています。もっと小さな世界に目を向けると、私たちの体を作っている細胞や、土の中にいる細菌も、時には集まって動くことが知られています。それでは、こうした集団での動きは、どうやって起こり、どんな役割を果たしているのでしょうか?この講演では、物理学やコンピュータを使って、集団での動きのしくみを解き明かそうとする研究を紹介したいと思います。
足立研究員はこんな人! 中学生・高校生の頃憧れていた人:高校生の頃は、素粒子物理学者に憧れていました。 |

4限目 2024年11月2日(土) 13時45分 〜 14時半
生き物のさまざまな形が語る知識
サフィエ・エスラ・サルペル 基礎科学特別研究員
(理化学研究所 生命機能科学研究センター 発生幾何研究チーム)
生き物はそれぞれ異なる形を持ち、その形は動き、生息場所、食べているものと密接に関連しています。つまり、生き物の形はその特徴を示す重要な指標となります。例えば、陸上に生息する生き物は移動のために特定の形が適しています。蛇のように長細い体形がその一例です。一方、クラゲのように丸い体形を持つ生き物は、海で流されながら生きることに適していると考えられています。そこで、生物の形の形成(発生)や変化(進化)に関する研究を通じて、これらの形がどのように形成され、変化してきたのかをお話しします。
サルペル基礎科学特別研究員はこんな人! 中学生・高校生の頃憧れていた人:特になし。 |
受講方法

授業中に講演者に質問をすることができます。
下記 URL から受講申し込みをしてください。
対象:中学生・高校生・高専生
定員:100 名(先着順)
申込締切:10月 31 日(木)12:00(申し込み多数の場合早めに締め切る可能性があります。)

で受講する
下記 URL から事前登録をしてください。
申込み URL:理化学研究所 一般公開in神戸
会場:理化学研究所 神戸地区 東エリア 融合連携イノベーション推進棟6階
対象:だれでも

対象:すべての方
このイベントについて
主催:理化学研究所 生命機能科学研究センター、計算科学研究センター、数理創造プログラム
お問い合わせ:理化学研究所 生命機能科学研究センター オンライン特別授業係 Email:riken-special[at]ml.riken.jp ※[at]を@に変更のうえ、送信してください。