古生物は好きですか?
今回はみなさんに“paleo成分”をお届けするオンライン特別授業を企画しました。
進化発生学者・古生物学者・復元画家が、パレオワールドに辿り着く為の方法を紹介します!
一緒に太古の世界まで行ってみましょう!
時間割<!--(各授業--分、質問タイム--分)-->
0限目 17:00-17:10
趣旨説明・自己紹介
1限目 17:10-17:30
博物館のジレンマ:古生物の復元における「映え」と「正確さ」
木村由莉 国立科学博物館研究員
化石はバラバラの状態で発見されます。しかし化石哺乳類や恐竜の展示物は、連結した骨として組み上がっています。組み上がった骨格にはその時の研究成果が反映されているのですが、時には、写真映えするポーズが正確性からズレていることもあるのです。そんな古生物の復元にまつわる博物館の舞台裏とジレンマをお話しします。
木村研究員はこんな人! 中学生・高校生の頃憧れていた人:化石のプレパレーターになりたかったので,博物館のスタッフさんがスターにみえていました。 |
2限目 17:30-17:50
卵から恐竜ってどう繋がるの?:エボデボの背景ロジック
江川史朗 理研BDR形態進化研究チーム 基礎科学特別研究員
研究成果を聞くのも面白いかもしれませんが、「なんだかよく分からない学問分野に関しては、そもそもの頭の使い方から教えて欲しかったりするのでは?」と思ったので、今回はイマイチよく分からない学問「進化発生学(通称エボデボ)」についてそのロジックを説明したいと思います。
江川研究員はこんな人! 中学生・高校生の頃憧れていた人:特定の人物というよりは、性別やリアル/フィクションを問わず、とにかく強い人・器の大きな人に憧れてました。 |
3限目 17:50-18:10
サイエンスイラストレーターとしての役割
府高航平 サイエンスイラストレーター
未知なる古生物の復元画を制作する場合には、専門家との綿密なディスカッションを通して共に生き物の姿を復元していきます。研究者の下請けではなく、研究チームの一員として、どのようなやりとりを経て作品を作り上げていくのか、その一連の流れを紹介します。
府高さんはこんな人! 中高生の頃憧れていた人:James Gurney、Douglas Henderson、小田隆 |
4限目 18:10-19:00
パネルディスカッション「無事にパレオワールドに辿り着く為の方法」
過去の復元はタイムトラベルに似ています。現代から出発して遠い過去まで遡ろうとする旅の中では、気付かぬ内に落とし穴にハマっていたり、目立たないけど大事な目印を見逃したりしていたりしまいがちです。また、無事に旅を続ける為の能力も、実はどう鍛えたら良いのか分かりにくかったりします。この点について、みなさんから頂いた質問などをもとに3人で議論します!参加登録時でも当日でも、質問どしどしお待ちしてます!
アーカイブ配信
このイベントについて
主催:理化学研究所生命機能科学研究センター
後援:国立科学博物館、日本発生生物学会
お問い合わせ:理化学研究所 生命機能科学研究センター 特別イベント係 Email:riken-special[at]ml.riken.jp ※[at]を@に変更のうえ、送信してください。