わたしたちが眠っている時、わたしたちが空腹を感じる時、脳の中ではどんなことが起きているのでしょうか。
今回はそんななにげない日常生活の中でがんばっている「脳」について、理化学研究所(理研)の脳神経科学者がお話しします。
2023年4月4日(火)
時間割
1限目 4月4日(火) 17:00-17:45
脳科学から、睡眠の謎に迫る
玉置 應子 理研白眉チームリーダー
(理研脳神経科学研究センター 認知睡眠学理研白眉研究チーム)
皆さんにとって眠りとは何でしょうか?実は、睡眠とは単なる休息期間ではなく、眠っている間にも、脳は活発に働いていることが分かってきています。そしてこの睡眠中に特有の脳の状態が、翌日以降の私たちの認知や行動を驚くほどに変えうるということも。本講義では、ヒト脳研究における最先端の技術を紹介し、私たちの意識や行動における眠りの謎を探求します。
玉置チームリーダーはこんな人! 中学生・高校生の頃憧れていた人:特にありません |
2限目 4月4日(火)17:45-18:30
食欲の神経科学~空腹感や満腹感の正体とは
宮道 和成 チームリーダー
(理研生命機能科学研究センター 比較コネクトミクス研究チーム)
どうしてお腹が減るのでしょうか。神経科学者はその秘密を探るために、脳の奥深く、視床下部という領域で特別な働きをする神経細胞を調べています。さまざまなホルモンと巨大な神経ネットワークの接点で空腹感や満腹感が生じる仕組みを紹介しましょう。
宮道チームリーダーはこんな人! 中学生・高校生の頃憧れていた人:木村資生(分子進化の中立説)、利根川進(免疫系の遺伝子組み換え、脳)、Francis Crick(DNA、脳) |
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このイベントについて
主催:理化学研究所生命機能科学研究センター
お問い合わせ:理化学研究所 生命機能科学研究センター 特別イベント係 Email:riken-special[at]ml.riken.jp ※[at]を@に変更のうえ、送信してください。