公開情報

No.32

第32回 神戸事業所 倫理審査第二委員会 議事要旨

 

1. 日時 令和5年10月4日(水)14:00~14:30
2. 場所 Zoomを用いたオンライン開催
3. 出席委員等
 
(委員)

玉木 彰 委員長 (兵庫医科大学リハビリテーション学部 学部長)
武田 真莉子 委員 (神戸学院大学薬学部 教授)
辰野 久夫 委員 (辰野・尾崎・藤井法律事務所 弁護士)
中村 通子 委員 (朝日新聞大阪本社代表室 幹事)
西口 修平 委員 (加納総合病院 名誉院長)
片岡 洋祐 委員 (神戸大学大学院科学技術イノベーション研究科 特命教授)
麻生 俊彦 委員 (脳コネクトミクスイメージング研究チーム 副チームリーダー)

   
(事務局)

藤原 茂樹 (神戸事業所 安全管理室長)
高橋 一樹 (神戸事業所 安全管理室)
菊地 真 (神戸事業所 安全管理室)
北澤 泰二 (神戸事業所 安全管理室)

4. 議事項目
 

(1)報告事項
(2)審議事項
(3)その他

5. 報告事項
 

1)2022年度研究実施報告について

事務局より、2022年度に実施された研究課題の報告書の内容について説明があり、研究結果及び進捗状況を確認した。
詳細は以下の通り

事務局: 2022年度に本委員会が審査した42課題のうち、39課題について終了の報告があった。これらにおいて特段問題があるような事象はなかった。このうちの3課題は所属チームが変わるため、新規課題として前回開催された委員会で審査していただいた。
 続いて、経過の報告として林チームリーダーの課題が3課題あり、そのうちの2課題において保管における異常があった旨の報告があった。ひとつはハードディスクの損傷により解析後のデータの一部を喪失したものである。再度生データから解析を進め、再取得した。紛失や外部への情報漏えいはない。もうひとつの課題もハードディスクの損傷によるもので、こちらはデータが復元できず再ダウンロードを行って再度取得したと報告があった。

委員長: 何か質問は。よろしいか。

 

2)迅速審査報告

事務局より、迅速審査にて承認した3課題についての内容の説明と報告書についての説明があった。
詳細は以下の通り

事務局: 3課題について、終了に伴う措置として情報と個人情報の管理に関する変更のご審査をいただきご承認をいただいた。変更内容は、個人情報について保存を続けるという内容になっていたが、それを年度末までに破棄するというものである。3課題とも同様の内容で、情報自体は保管するが、個人情報に関する部分は全て破棄という変更がなされている。これらについて、報告書でも個人情報は全て破棄した旨の報告がなされている。

委員長:何か質問は。よろしいか。

 

3)他機関における一括審査を経て、理研で許可された課題について

事務局より、他機関での一括審査を経て理研で許可された1課題について説明があった。
詳細は以下の通り

事務局: 脳コネクトミクス研究チームの林チームリーダーが責任者となっている課題である。主たる研究機関が、大学共同利用機関法人自然科学研究機構生理学研究所で、機構の倫理審査委員会で審査・承認がされた。理研においては9月13日に理事長の許可が下りた。研究内容は、依頼に応じてMRI画像を解析して、その結果を返すというものである。

 

 

6. 審議事項
 

1)倫理審査適用確認フローチャートについて

事務局より、倫理審査の適用を確認するためのフローチャート案について、説明があり、委員会はこれを了承した。
質疑応答等詳細は以下の通り

事務局: 倫理審査適用確認フローチャートの目的は、指針の適用を受けるか受けないかについて、倫理審査委員会にどのようなフローで確認いただくかということで、審議事項として挙げさせていただいた。人を対象とした試料、情報を用いる研究を行った場合について、指針の適用を受けることが分かる場合は通常どおり審査することになる。適用除外を受ける、適用除外のものであると分かる場合で、それでも倫理審査を希望する場合については、通常どおりの審査をするという流れに行く。
 ただ、審査は希望しないものの適用除外である旨の証明を希望する場合、様式1に研究内容を記入して、委員会でその内容を確認していただいた上で、委員会から適用除外である旨の証明書を発行するという流れとしたい。
 続いて、適用を受けるかどうか分からない場合について。審査を希望する場合は通常どおりの倫理審査に行くが、審査を希望しない場合は様式1の方に記入して倫理審査委員会に確認していただき、適用を受ける場合は通常どおりの審査、受けない場合については証明の希望の有無によって手続きをするか否かというものである。
 とはいうものの、この倫理審査第二委員会はPETやMRI、さらに健康関係のものについて審査をしていただいており、正直なところ、指針対象の課題しか出てこないであろうというのが事務局の感覚である。

委員長: 恐らく全て適用になると思うので、(フローの)方向はほぼ同じかなとは思うのだけれども。では、よろしいか。

 

7. その他
 

事務局より、⼈を対象とする⽣命科学・医学系研究に関する倫理指針の令和5年3月に改正された内容について説明があった。また、次回委員会の開催予定について連絡があった。

 

以上

ページの最上部へ戻る